想定外の出来事とは

これまでに注文住宅を建てた施主さんが、「失敗したな」と思っている

注文住宅には失敗のリスクがいっぱい

せっかくの注文住宅づくりで失敗したくない、という思いはどの施主さんにも共通する想いですよね。

【寝室】
  • 寝室に置くためにナイトテーブルを買ったのに、ダブルベッドのスペースを確保し忘れてしまいました。せっかく買ったのに……。
  • 道路に面したところに寝室をつくったところ、夜間も意外に交通量が多くて落ち着けません。もっと周辺の環境をリサーチしておくべきでした。
【配線】
  • 単純な失敗ですが、コンセントの数が全然足りませんでした。一番困るのは掃除機をかける時で、延長コードを使わないと家中の隅々まで掃除できません。
  • 玄関の照明を点けるためのスイッチを、帰宅後、靴を脱いで室内に上がらないと手が届かない場所にしてしまったので、毎日不便な思いをしています。
【駐車場】
  • 駐車場はスペースを作ったのですが、自転車のことをすっかり忘れていました。車を停めてしまうと自転車を置くスペースがないので、お気に入りのロードバイクは泣く泣く屋外に置きっぱなしのままです。
【収納】
  • 床下収納を深くしすぎてしまいました。物を出し入れする際とても不便です。
  • 大型収納を2階にまとめたのが失敗でした。物の出し入れのために階段を上り降りしています。
【庭】
  • 中庭にあこがれがあったのでつくりましたが、日光が充分に届かず、草花が育たたないという悲しい庭になってしまいました。太陽の高さや日差しについて調べておかなったことが原因です。
【温度】
  • 快適だろうと思って吹き抜けのリビングにしたら、冷暖房が全然効かなくて困っています。特に猛暑の夏は大変です。
  • これはおしゃれだと思ってロフトを作ったのはいいのですが、換気口や窓を一切作らなかったので、夏になるとサウナ状態になってしまい、とても使えません。
【施工業者】
  • 自分の予算では無理だろうと勝手に決めていたプランが、同じ業者の施工実績にあったのを見てとてもショックでした。担当者にもっとしっかりと相談すべきでした。
  • 営業担当が誠実な人だったので契約をしたところ、話が進むにつれて設計・施工担当と違う人に引き継がれて……不安を抱き続けながらの家づくりになってしまいました。

注文住宅で失敗しないために気をつける事

自由度が高めの注文住宅は、完成後に住んでみると生活の快適さに欠けるなどのトラブルに見舞われやすいです。現物が存在しない分、生活しているイメージが浮かびにくいものです。せっかく新築一戸建てで購入する以上、失敗を避けるためには、あらゆる失敗例を参考に見ておきましょう。

よくある新築一戸建ての失敗例

  • キッチン

    キッチンでの失敗は、主に「油汚れ」「収納スペース不足」です。解放感溢れるキッチンにこだわりすぎてしまった人に良く見られる例です。アイランドキッチンや、コンロ前をガラス張りにする場合は、調理段階で油はねや収納不足を注意すべきです。

  • 部屋の広さ

    設計段階では、部屋の広さと間取りは図面でしか見られないため、適度な広さの間取りとなっているのか掴みにくく、何かしら不便を被るか見えてきにくいものです。

    • 部屋が広すぎて、冷暖房の稼働効率が悪い
    • ロフトをつけたら妙に空気がこもる
    • 2Fにバルコニーを設置したら1Fの部屋が暗くなった
    • リビングの真上にトイレを設置したから異臭が漂う

    上記のトラブルを引き起こさず、快適な新築一戸建てでの生活を謳歌するには、今一度建築予定の図面を再度チェックしましょう。

  • 音トラブル

    音は、日常生活をおくる上でのストレスになりかねない要因。広さを感じるために玄関やリビング・キッチンを吹き抜けにする、オーディオを聞くための部屋を設けることを希望したのは良いですが、遮音や防音のことをうっかり忘れていたという場合もありえます。また、洗濯機やトイレの排水が空間内に響くと言ったトラブルに見舞われる場合もあるので、部屋の利用目的や室内システムの設置場所から、防音や遮音対策を施すのをお忘れなく。

  • 家具(造り付け家具)

    極力、室内空間にものを置かない、新しく家具を買う手間を省きたい時に、造り付け家具設置を希望する人も中にはいます。しかし、いざ造り付け家具を設置したら、予想外なことに収納したい物が全部収めきれない、生活動線の邪魔になると言った憂き目に遭ってしまいます。壁や床と一体化している関係上、一度施工したらやり直しがききにくいので、専門家と十分な打ち合わせが必要です。

  • 防犯性

    開放感を重視して、窓を多く設置している家に見られがちな失敗例。窓を多く設置してしまった場合、防犯の面で不安に感じてしまいます。壁と違い、容易に破壊して侵入しやすいのは勿論、透明な質感をしている関係上、外からの視線を感じやすくなります。住宅を購入する以上、開放感と防犯性のバランスを考慮するのは重要事項です。

  • 段取りや依頼先

    注文住宅を購入する場合、大切なのが依頼先と十分に打ち合わせをすることです。共働きで、満足に打ち合わせができなかった、あるいは打ち合わせ担当者と相性に難があって苦痛でしかなかったという人も中にはいます。2人で日にちを取り決めて有休を取得する、担当者を変えてもらうと言った対策を施せば、失敗の憂き目には遭わずに済んだのは確かです。

  • 日常生活

    建築施工や依頼ばかりに限らず、日常生活をおくって初めて失敗したことに気が付いたという人もいます。

    • 坂道が多い
    • バス停や駅から遠い
    • 町内会で掃除当番制が採用されている
    • 近くに商業施設がない

    これらのトラブルを避けるために、建設予定地の周辺環境を緻密に調べておくのも大切です。

失敗を回避するためには何を行なえば良い?

まずは、家族の優先順位を整理してから打ち合わせを行なうことから始めましょう。家族全員分の希望を聞いておけば、収納スペースの充実度合い、ゾーニング、玄関、キッチン、トイレの位置関係、コンセントの位置、数、LANケーブル設置位置で失敗しにくくなります。無駄な空間ができていない、生活トラブルを感じない新築一戸建てにするために、家族の希望を聞き出す、施工業者と十分な話し合いをするために、スケジュールを空けてなど、計画的に動くことを意識しましょう。できれば全体のバランスを考え、話し合いがしやすい専門家を探し出すのも望ましいです。